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5月の薔薇

皆さん、こんにちは。

あんまり可愛いので、家で楽しんでいる薔薇をご紹介しましょう。名付けて、「5月の薔薇」。

縁がかすかに若草色をし、幾重にもピンク色の花びらが寄り添う姿は、いつまで眺めていても飽きません。優しい気持ちにしてくれます。

Bara_2

その大好きな薔薇に関して。今、渋谷文化村にてルドゥーテ生誕250年記念の「薔薇空間」展が開催されています。

ルドゥーテはフランス革命の頃の宮廷画家で、数多くの薔薇の絵を残しています。会場は薔薇の香りの演出もされており、素敵な空間でした。

そしてもう一つ、花つながりで…5月の和菓子です。流水に菖蒲の花と、色合いも爽やかに、清々しい季節を見事に表現しています。すごいですね!茶道のお菓子にはいつも感動させられます。

Syoubu_2

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神田神保町界隈

皆さん、こんにちは。

久しぶりに岩波ホールで映画を観て来ました。

岩波ホールといえば、70年代には衣笠貞之助のかなり前衛的な無声映画「狂った一頁」を観、80年代にはビスコンティの「家族の肖像」「ルードリィヒ」を観と、懐かしさいっぱいの映画館なのですが、今回は、フランス映画「ランジェ公爵夫人」を観てきました。

この映画は、かのバルザックの名作が映画化されたのですが、なかなかに見ごたえのある作品でした。

ギョーム・ドパルデュー扮するモンリヴォー将軍とジャンヌ・バリバール扮するランジェ公爵夫人の、延々と続く恋の駆け引きを描いているのですが、いかにもフランスらしい”よろめきの美学”を感じました。

勿論、19世紀初頭の貴族社会の室内装飾や衣装を鑑賞するだけでも価値があるのですが、醍醐味は、二人の会話、表情、しぐさなどから”何処で本気に変わったか?”を探ることにあるでしょう。…但しこれが私には難しかったのですが!!

ギョーム・ドパルデューは名優の父よりもずっとハンサムで、30代とは思えない重厚感と奥深さをたたえており、素敵でした。一方、ジャンヌ・バリバールは目の演技に凄みがあり、映画冒頭の計算づくの貴族女性から、解き放たれた素の自分の感情に困惑、翻弄される様子をよく演じていたと思いました。

見方によっては淡々と退屈な映画ととる方もいらっしゃるでしょうが、よく目を凝らすと、細部にわたって仕掛けがあったなと、ある意味思わせぶりな映画でもありました。

そんな重い映画の重い余韻を残して外に出ると、そこは神保町。

お腹が空いたので飛び込んだのが、あの「キッチン南海」。名物の真っ黒なカレーをいただきました。本当に見事に真っ黒なんです!

Nannkaikaree 

しかも確実に私達は場違いな感じ。それでもめげずに美味しく頂き、ぶっきらぼうなサービス係りのお姉さんにせっつかれるようにして、お店を後にしました。

フランス映画と真っ黒カレー、ああ何と落差のある素敵?な取り合わせでしょう。(笑)

そして、神田といえば古本ということで、昭和47年発行の山本直文著、「食味ノオト」に巡り合うことが出来ました。

山本直文先生は、仏文学者にしてフランス料理研究の大家でもあり、「フランス料理用語辞典」の著者として有名な方です。その先生の食にまつわる興味深いエッセー集がこの「食味ノオト」で、今から35年も前の著書ですが、非常に勉強になる良い本でした。

映画に古書にと、やはり魅力的な界隈…神田神保町でした。

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