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映画 デンマークのレストラン「ノーマnoma」

世界的に今話題のレストラン「ノーマ」のシェフ、レネ・レゼピの4年間を追ったドキュメント映画を観てきました。

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彼は美食とは無縁の北欧の地で、未だかつて発想になかった北欧の食材にこだわった新しい「北欧料理」を創作し、「世界ベストレストラン50」の第1位を4度も獲得しています。

昨年には東京で1ヶ月限定の出店を成し遂げ、全世界から6万人以上の予約が殺到したことでも大きな話題になりました。

その料理はとても斬新で、厳しい北欧の限られた食材で誰もが驚くような独創的な料理を作り上げています。
 
例えば彼を一躍有名にした料理「ヨーグルトと蟻」は、生きた蟻をシェフ自らが採集してきて供しています。(昨年のNoma Tokyoではボタンエビに蟻でした)
 
因みに「ノーマnoma」という店名は、デンマーク語で北欧料理という言葉の略語だそうです。

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そういえば恵比寿で5月に観た「バベットの晩餐会」(1987年公開)も、デンマークの海辺の寒村が舞台の、食がテーマの一つでもある映画でした。

この映画は既に2回観ていましたが、何度観ても静寂の中に奥深いテーマをたたえた作品です。

映画「バベットの晩餐会」で教えられたことは、、、いかに北欧の食生活が質素で素朴なものか、いかにプロテスタントの人々が美食に対し禁欲的か、いかに食の位置付けが生命維持のためにだけあるか等々でした。

正直あまりの質素さに驚きました。
 
そんな独自の食文化を持つデンマーク(ひいては北欧)の食事情の中で育った若きシェフが、地元の素材を大切に見直し、慈しみ、画期的な料理分野を開拓してみせたのです!!
 
しかもこのシェフ、レネさんはマケドニア(旧ユーゴ)からの移民で、とても差別問題で苦労をしてきたそう。

この点にもかなり心動かされました。



また、映画を観ながら、少し前に一世を風靡したスペインのレストラン「エルブジ」のシェフ、フェラン・アドリアを思い出しました。

このフェラン・アドリアさんのドキュメンタリー映画も数年前に観ました。(邦題「エル・ブリの秘密世界一予約のとれないレストラン」)

確かに二人とも異才のシェフに違いないのですが、、、二人の決定的な違いに気づかされたのも収穫でした。

フェラン・アドリアが『分子料理』で独創性を発揮し、科学的なアプローチで料理の新分野を開拓したのに対し、レネ・レゼピは北欧という地域性を土台に、徹底的な食材研究に基づいた新たな料理分野を開拓した、、、

そんな風に私なりの分析をしてみたのですが、いかがでしょうかsign02
色々料理に対し考えるきっかけを提供してくれた映画、楽しかったです! 
 
映画終了後、コラムニストの中村孝則さんのイベントトークもありました。

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渋谷・新宿・青山もすぐ近く、原宿の料理教室・お菓子教室~クッキングサロン原宿~
http://cooking-harajuku.com  
 
 

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